白い薔薇



『凜ていう奴なんだが、友達になろ、って言ってきたんだ。あり得ないだろ?私に向かってだ』


『よかったじゃないか』


『それで、もう一人』


自分の口とは思えない程、よく喋る。


『挨拶がてら、琉の家に行って来たんだ。それで、兼と澪に送ってもらってたら、不良に絡まれてるのと勘違いして、同じクラスの種香って奴が、声を掛けてきたんだよ』


『……それは、男か?』


……あれ、アルトの声が、低くなった?


『男。因みに今、ミヤ姉の店に一緒にいる』


『なんだと!?夏輝、今すぐそいつに代われ!!』


……言わなきゃよかった。


なんて思うがもう遅い。


これはもう、種香に代わるしかないな。