白い薔薇



「でも、来るなら連絡してくれればよかったのに」


「言われたの、二日前だし。ついたの、今日だし」


うん、本当に突然。


幹部の皆も、唖然としてたくらいだ。


「お父さんが?いきなりね」


「そりゃね。私も驚いたけど、父さんからの言い付けだから」


そう。


父さんは、私の全て。


だから、なんでも従う。


「あらま。それも相変わらず」


「まぁね。私、父さん大好きだもん」


ここぞとばかりに、にこっと笑う。


種香がなんかジッと見ていた気がしていたが、気にしない。


「いつまで?」


「……さぁ?」


そう。そこら辺、全く聞いてない。


「取り敢えず、父さんに聞いてみるよ」


「そう」