俺に親なんてものは最初からいなかった。 自分にはどこかの国の血が混ざっているらしい。 それはこの青い瞳が物語る。 小さい頃から誰も信じちゃいなかった。 施設の先生にも、友達にも。 俺は一線引いてた。 壁を作っていた。