「ちがうよ…!」


「ほら、とっとと行くぞ、ルイ。早く乗れ、後ろ」


否定したのも聞かずにカイはルイを後ろに乗せて去って行った。


「知り合いだったんだ?」


サクは本当に驚いていた。



恋なんて。
恋愛なんて、なんにも楽しくない。


気持ちなんかやっぱり無いほうがラクだよ…。