「リナが死んだらどうしてくれんだよ」 「…殴ってくれ…」 俺は呟いた。 「ああ?」 「俺を殺せ…」 コウは溜め息をついた。 「…銀狼はこんなもんだったのかよ」 「…あ?」 「お前、何年飛影の看板しょってきたんだよ…。かっこ悪すぎて殴る気にもならねぇわ」 コウはそう言い残すとどこかに行ってしまった。