俺は何故か喧嘩が強くて。
銀髪にピアス、肩に天使の入れ墨を入れるようになると。

《銀狼》と呼ばれるようになった。


俺を狙ってるやつやチームを壊そうとするやつらは五万といる。


だけど先代まで続いていたこのチームを俺の代で潰すなんてことは出来ない。


それが“頭”である責任だと俺は思う。



「よっしゃ!みんな気合い入れろ!半端はきれぇだ!サツには捕まんじゃねぇぞ!」


男たちの歓声が上がる。


正直全員の名前は覚えてない。


だけど俺の仲間であることは確かなんだ。