「いい加減、好きって言えよ」



何故か?


毎日のように部屋に押しかけてくる。


日勤だろうが、夜勤だろうが関係ない。


時間が合えば必ず来るんだよね。


見かけによらず一途みたいで…


ちょっと嬉しかったり。


「別に。好きじゃないし…。毎日毎日よく飽きないわね?」


私が飲もうとして煎れたコーヒーを横取りして、


「おまえが素直になったら来ない」


「はぁ?何それ…最悪じゃん。」


余裕たっぷりなアイツの顔を思いっきり睨んで…

「わかってねぇな。」


私の睨みもアイツの自信過剰な態度に形無し。

「勝手にして。」


このやり取りがたまに面倒になる。