事務所は二階建て。



階段を上って、[桐谷探偵事務所]と書いてあるプレートが掛かってあるドアを叩いた。



ちなみに、ここまで地図を見ながら来た。



え?
誰に貰ったって?
それはね……



時間がないからまた今度で☆←なんでや



ーコンコン



「…はぃ?」



ドアを叩くと、
低い声が返ってきた。



ワォ、渋ーい。



「バイトの面接に来た守村ですが…」

「入って。」

「失礼しま~す…」



ーガチャ…



おぉ……



事務所は案外広かった。
真ん中には多分、接客用のガラステーブルと黒いソファーがあった。



ソファーの奥には多分、所長が座るであろう、机とイス、後は哲学や医療やら難しそうな本や、パソコンとか、いろいろあった。



そして、事務所にいたのは2人の男の人……