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「やめて……どうして?こないで……」



「由香里……貴女を愛してるのは私だけ……このまま私と一緒にいましょう?」



「ぃゃ……来ないで!私はアナタなんか嫌い!!」





ーずぶり










赤い液体が床を染める。










「どうして…?受け入れない貴女が悪いのよ?由香里……」




「……せぃ……か……ごめ……ね‥」





少女は絶命した。




最期に、
大事な親友の名を呼んで……









ーカツン、






「っ誰…?」


「殺したんだ、コイツ」


「アンタ……美濃薫!?」


「なぁ…この事、隠したいだろ?だったら俺と結婚してくんない?」


「何言ってるのよ…?」


「別に俺を叶家の婿にすればいい。そしたら金が入って、もっともっと研究ができる……」


「ゆする気?」


「断ってもいいけどね。ただそうすれば俺は研究ができるし、アンタは殺人をごまかせる。どうだ……?」