「あの…」


「なに」

食べながらこっちを見てきた。
ハーフかな…
綺麗な顔…

「…なに」

やばい!!見とれてた…

「あっ…あの…寒くないですか??よ…よかったらこれ羽織って下さい」

制服の上に羽織っていた厚手のコートを脱いで渡した。

「……優しいんだな…ごちそうさま。」

「あ……」

空のお弁当箱を渡されて、
これで帰ろうと思った。





けど…