いきなり言ってきた好き。

「私も、」


フワッとした空気。

「あ…、
もう出なきゃ!!」

「そんな時間??」

私は制服に、
春樹は普段着に着替えた。

「沙羅?もう行ける?」

「うんっ!!」

ドアに鍵を掛けて
差し出された手を繋ぐ。


「さむっ…」

やっぱり私のスカート丈では寒い。

「ん…
おいで?」

春樹が
私の手を引っ張って
肩に手を回す。

「少しは暖かいでしょ?」

「う、うん…」

でもちょっと恥ずかしい気がする…