で、普通にいつもと同じ道を歩いていて、グランマに頼まれた葉書をポストに入れたとき、郵便ポストに吸い込まれちゃって。


そのせいか気を失ってしまって、気がつくと、森の中?にある小さな丘に寝かされていて、私の頬をユニコーンらしき生物がペロペロ舐めていた。ってわけ。


夢?って思ったけどなぜか体中にできていた擦り傷の痛みが現実だってことを教えてくれていて。


混乱する頭を何とか整理しようとしていると、遠くの方から、声が聞こえた。


「ウラヌス。そのこ気がついたか?」


ユニコーンが高く、澄み切った声を上げる。視界の端に映った輝く銀色。


「ここは?」


近づいてきた人物に最初の疑問をぶつけた。


「太陽の森だが。誰だ?どこからきた?」


太陽の森……?



グランマの話に出てくる場所じゃ……



英語が2の私が明らかに日本人じゃない銀髪のおにーさんの話す言葉がわかっている時点で、何かがおかしい。



まさか、まさかだけど、RPGの世界に迷い込んだ的な話?



そんなリリア国シリーズじゃあるまいし。