チュンチュン。遠くで聞こえる小鳥の囀り。


微かに差し込む朝日



「……あ、さ?」


いつの間に眠ってしまっていたんだろう。


「おはようございます」


「お、おはようございます」


びっくりした。


声がした方を見ると、見事にメイド服?に身を包んだ優しい、年上の女性が立っていた。


「お召し替えを。お手伝いいたします」


ドレスに、えーっと…コルセット?


「あのう…昨日私が着ていた服は?」


「あんな格好で人前に出すわけにはいきません。こちらを」


たくさんの紐や釦がついて服。


締め付けられると思ったが着てみると案外動きやすく苦しさもない。


「どうぞ広間の方へ。朝食の準備が整っております」


「あ、はい。ありがとうございます」


女性に案内され広間に入るとシューとレイが食事を摂っていた。