「オマエが野球を知らないから。」



えっ?



「オマエが野球のコトを知らないくせに¨大っ嫌い¨って言うからな。オレはオマエに野球の良さを教えてやるんだよ。」



なんだ・・・それ。


「最終的には、オマエに¨野球大好き¨って言わせるんだよ!」



ちょっと…
何こいつ。
目、輝いてるんだけど…。


てか、何!! その理由!!



「言えばいいんですか? ¨野球大好き¨」

「………ムカつく。」
「アンタもね。」



それからずっと黙って歩いた。
駅に着いても無言で別れた。