「葵くーーーーん!」 光が俺の足に抱きついてきた。 悪気のない光の笑顔。 「あら、葵くんじゃない。」 その後ろからおばさんも。 「こんにちはっす」 「受験、合格おめでとう」 おじさんも来た。 「ありがとうございます」 ん? みんな別れたこと知らないのか? 「じゃぁね、葵くん!またいらっしゃいね。」 え? 「あっ・・・はい。」 気まずい顔をしている俺に、 「葵くんバイバイ」 光の無邪気な笑顔。 罪悪感が・・・。