私たちはしばらく抱き合ったままでいた。誰にに見られても構わない。



何も語らない私をただ見つめる佳祐。



佳祐の腕の力が抜けた。



私は「ごめん 。」とその場から離れた。



私の後ろ姿をずっと見つめる佳祐。私たちに未来はあるの?佳祐教えてよ!



私が佳祐の事忘れようとしてるのに、佳祐反則だよ。私の事はもうほっといてほしい。



私はみんなよりかなり遅れ着替えてから教室に戻った。



光太が心配してる。



佳祐に抱き締められたなんて言えない。



さっきの事はだまっておこう。と決めた。



岬が光太に私と佳祐がテニスで勝負した事を話ている。


光太が私を睨む。かなりご機嫌が悪そうだ。