はつ恋

何も言わない私を見て佳祐は、「どうしたそんな辛そうな顔をして!話してごらん何でも聞くから。」


「だって私が一緒にいたい。と言ったら佳祐困るでしょ。でも私もう一杯待って一杯我慢したから、これ以上我慢するのは苦しいよ。」


「ごめん。亜子に又苦しい思いさせて、俺も覚悟をするよ。何があっても亜子とは離れないずっと一緒にいるからな。」


佳祐わがまま言ってごめんね。私はもう佳祐を失う事が怖い。佳祐がいなくなったら生きていけないよ。


こんな私じゃ駄目な事分かってるけど、今の私にはどうしても佳祐が必要なの。

「後でこの問題集を一緒にやろうな。」


「佳祐何で急に先生になるの?」


「俺は亜子の彼氏でもあるが、その前に担任だから忘れるなよ。」


そうなんだよね。彼氏が担任なんだよ。


光太には佳祐との事を話して置きたいと思った。


光太は私たちの事許してくれるだろうか?