母は私のそばにかけより「良かった無事で。」


「ごめんね。」


「いいのよ。そんな事気にしなくていいからね。」


母は光太の肩に手を置き、「光太君いつもありがとうね。」 光太は又泣いていた。


何も知らない母は、「光太君こんなに泣き虫だった。」と笑う。


光太が私の手を離す。


母が又「佳祐君が先生になって、まさか亜子の担任だなんてびっくりしだわ。」


その事に三人ともふれないようにした。


佳祐が、「もう大丈夫のようだから、今日はこれで失礼します。中嶋行くぞ。」

光太はしぶしぶ佳祐の後をついて行く。


光太が小さな声で「又来ます。」と言い病室から出て行った。