奇妙な世界へのススメ

「どうしたの?」

「あ、いや…」
どうしようどうしようどうしよう
「なんでもない」

「ならいいんだけど…」

そんなことがあった翌日
実際にひかれそうになった子供を
奴は助けた。
あたしと同じ
抱き寄せる手つきで。