奇妙な世界へのススメ

まだここに種が植えられたばかりの頃
あたしの目に映った
色とりどりの花に
ひどく感動したことがある。

小学生くらいだったろうか。
母さんに見せてあげたくて
現実にないその花を摘もうと
手が宙をきったあの日。

よほどおかしかったのか
同級生がお腹を抱えて笑って

それ以来あたしは
この花壇が嫌いだ。