破って使っていた大学ノートも残り4ページ。
減りは日々倍速になっていく。

というのも、なんとKと俺は同じインディーズバンドが好きだったんだ。
ゲリラライヴでのハプニング、ベースの癖、ギターの噂話。

「わかるぜーその話ぃ!!! 」

友達には通じないマニアックな話に涙さえ出てくる。
やべぇ、最高すぎる、これ、まさに運命なり。


"Kさん!ライブのチケットが2枚あるので一緒に行きませんか?
っていうか会ってみたいっす!"

そう、毎日やりとりしてんのに
一度もランドセルに入れにくる所に出くわしたことがなかったんだ。