奇妙な世界へのススメ

次の日朝きてみると
"おはよう"
と書いてあった。

あー、夢じゃないですよねぇ。
観念したように
「はよ」と呟く。

隣と前の席の奴から返事が返ってきた。

結局昨日は、完全にスルーを決めこんだ。
"見えてるんでしょ?"
"ねーねーー"
"落書きも痛かったのも許すからぁ"
"お返事してして、さみしいよ?"
"(「・ω・)「ガオー"
その間も、文字が浮かんでは消え、浮かんでは消え。
ごめんって先生。今度育毛剤買ってくるから。
だからこのドッキリみたいな企画を中止してくれ。
心の中でそう誓いながら。