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流れる讃美歌。

それと同時にすぐ開かれた大きな扉。

そこに居るのは、父親と腕を組んでいる純白のウェディングドレスを着た花嫁。

…今日から僕の奥さんになる人。

普通の人なら、こんなに嬉しい日は無いだろう。

愛する人が1番綺麗に見えるウェディングドレスを着て、一緒に愛を誓う日。

そう…本当に愛する人なら…。


だけど僕にとって結婚は愛する人と一緒になる為じゃない。

ある想いを断ち切る為に、この結婚を選んだんだ……。


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