―――ドクン


―――あ、私…


昂汰に・・・



昂汰の悲しそうな顔をみると、胸がズキンと痛んだ。



「私、・・・そんな昂汰嫌いだから」



こんな怖い昂汰、嫌いだよ・・・



「・・・あっそ」



昂汰は冷たい目でななせに視線をやった。


その目はななせを凍りつかせた。



――――なに、この昂汰・・・


こ、わい・・・


昂汰、なの?!