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「あ、こーた・・・っ」
どうしてココに、昂汰がいるの?
そりゃあ、
いつも一緒に下校してたから、今日もって可能性あるけど、
そんな冷えた目つきで、
吉良くんを睨んで…
「こ、昂汰ッ」
掴まれた手首が痛い。
昂汰が、怖い。
こんな昂汰、もう見たくない…
「やめろよ!ななせちゃんが嫌がってるの、分からないのか!?」
「御前に何が分かるんだよ。」
ななせに視線をやっていた昂汰は、再び吉良に視線を移す。
「ななせは俺のモノだ…」
―――ッ
だろ?と昂汰が私に視線を送って来る。
違う、違うッ
私は――――ッ
「昂汰のモノなんかじゃ無い!!!」


