いるだけでホッとする…


にぎやかな子も好きだけど…


ななせちゃんは・・・


「僕は―…」



 「おい、ななせ」


吉良は瞬間的に後ろを振り向いた。


そこには冷たい瞳をして、


吉良を睨みつけているヤツがいた。


「あ、・・・こーた…っ」


ななせは昂汰と目が合うと、即目を逸らした。


その行動にむかついたのか、昂汰はななせの手首を掴んだ。


「ちょ、キミ!」


女の子に乱暴は…


昂汰の人睨みは迫力があって、最後まで言いたいことを言わせなかった。


「・・・ッ」


「こ、昂汰ッ」


ななせちゃんが、嫌そうにしてる。