そう言って嬉しそうに健太君と歩いて行った若菜。 前を歩いていた若菜たちを私は、いつの間に抜かしたんだろ? なんて考えながら床に落ちて散らばった手紙を拾った。 手紙は2通…。 「おはよ!」 「あ、おはよう」 同じクラスの子たちが通り過ぎて行く中、私は手紙を開いた。