「なにー喧嘩?」「カオリ泣かしたのかー?」 誰に言うでもなく、京子は香織にうっとうしいと言われたのだと説明した。 ――――嵌められた。 香織が気付くのは遅かった。 京子と言えば、“おっとりしていて妹的存在”。 ここに居る人が、 京子と香織、どちらの肩を持つかなんて分かっていたというのに―――― 「香織謝りなよー」「かわいそ京子」「泣かせるとかまじビッチ」 ここに沸くのは、 京子への同情と、香織への軽蔑。