俺が逮捕された翌朝。

学校では当然俺が話題の的になっていた。

「なあ、昨日のニュース見たかよ。大崎がまさか宮瀬を殺すなんてな〜。」

「ね〜ホントありえな〜い。」
みんながそんな会話をしてるなか、耕太と藤井は二人で話していた。

「藤井、実は俺さ昨日大崎からメール来たんだだよね。」

「えっ?だって大崎は昨日は警察署にいたんじゃないの?。」
藤井は驚いた顔をして言った。

「だから最初は俺だってそう思った。でもその後も二回メールが来たから、あいつは捕まったんじゃ無くて保護されてるだけなんじゃないかな?だって家族を失ってるじゃん。」

耕太は言った。

「ふ〜んまあこの話は置いといて、今日クラスに転校生が来るんだって、それがね〜なんと大崎の家のマンションの大崎が住んでた部屋に引っ越すんだってさ。怪しいと思われない?。」

「おい藤井それって?。」

「ああこの事件は殺人は殺人でも大崎君がやったものじゃないかもしれない。」


こんなふうに藤井と耕太は全く検討違いな事を論じていた。