涙が零れないように、上を向く。
将なんだから、当たり前・・・・。
わかってる。
私に好きになる資格がなくても、
私は将が好きなんだ。
でも、この想いは言わない。
一生言えない。
私は将が好き。
将が好きなのは、私じゃなくて違う女の人。
そんなのわかる。
わかってる。
私が将に好きと言えないのも、将にとってはありがたいことかもしれない。
一回将にフラれたに女また告白されていい気はしないよね。
好きは言えない。
涙を拭って、部屋の掃除の続きをした。
散乱した服は、洗濯機にいれて雑誌は本棚に入れた。
お、だいぶキレイになった。