いつも、気がつくと冷たい言葉を留果に言ってた。
それでも留果は、俺から離れないって思ってた。
いつもどこかに留果がいた。
なのに、俺は知らなかった。
女子から無視されてることを。
留果は、ひとりで抱え込んでた。
ひどい奴。
なのに、留果が男と喋ってればムカついて抱いた。
最悪だ。
俺を見る瞳が、寂しそうだった。
でも、女遊びをしてたのは、
自分の気持ちがわからなかったから。
俺は、むしゃくしゃすれば誰か女を抱いた。
あいつと話そうとしなかった。
一度も名前を呼んだことなんてなかった。
怪我をしたあいつを置いて女にあった。

