心から好きと言って【完】




人のいない路地に連れていかれた。



パシン。



いきなり言葉もなしに叩かれた。



康太の目は冷たく私をうつしてた。



康太がキレた。



ぼぅとそんなことを考えた。



「許して」なんて言えない。



私が康太の気持ちを潰したのに・・・・。



そんなきれいな言葉使えない。



無我夢中で蹴られる私。



あぁ・・・、人に見られなくてよかった。



康太は悪いことしてないもん。



全部全部・・・悪いのは私。



「留果は誰にもあげない。俺のもの・・・」



繰り返してそう呟いた。



私は、康太にとって・・・そんなに大きいの?



こんな・・・、弱くて人を騙して逃げてる女の私なんて・・・・。



誰にも愛されちゃいけないの・・・。