心から好きと言って【完】



「・・・」



階段から落ちたんだよね・・・



たんこぶ出来てる・・・



普通は彼氏とかが来てくれるんだろうな・・・



・・・泣いちゃダメ・・・



「留果?」



「・・・康太」



心配そうな顔で康太が保健室に入ってきた



「大丈夫か?」



「うん、大丈夫だょ」



無理矢理笑顔をつくる



「・・・すんなよ・・・」



「ぇ?」



「もう、無理すんなよ!」



「・・・康太・・・?・・・私、大丈夫だょ?」



「嘘だろ!?こんなに傷作ってまで、あいつが好きかよ!?・・・無理に笑ったりすんなよ・・・!!」



「・・・・」



・・・康太・・・



私の頭をなでる



「・・・俺な、留果が好きなんだ」