ぎゅって康太も私に腕を回してきた。
康太が泣いてる・・・・。
部屋の中に康太の泣き声が響く。
「・・・康太・・・ごめんね・・・大好きだよ・・・」
康太の涙が私の首筋に流れる。
気がつくと私も泣いてた・・・・。
「・・・留果・・・ごめん・・・ごめんなっ・・・」
康太が嗚咽を混じらせながら私に謝る。
康太・・・・。
外からはパトカーの音・・・・。
きっと近所の人が通報したんだ・・・・。
「・・・・うんん・・・康太・・・謝らないでよ・・・・」
「・・・留果・・・留果・・・・好き・・・」
「・・・うん・・・ありがとう・・・・私もだよ・・・ごめんね・・・・」