してない・・・
「留果・・・?」
康太・・・?
なんで、いつも康太は・・・
私が泣きたいときに・・・
いるの・・・?
「また泣いてんのか?」
「・・・ヒク・・・」
康太は私の頭をなでる
将からは・・・されたことない・・・
私があんなこと言っても・・・
将はどうせ・・・女の人のとこに・・・行くんでしょ・・・
「何があった?話してみ?」
私は首を横にふる
「落ち着くまで、保健室行こう?」
「・・・」
頷く
今はまだ・・・
帰りたくない・・・
保健室に向かって歩く
康太は、私の横にいるだけで、何も聞いてこない