「俺は欲しいか欲しくないか聞いてんの」



・・・そんな・・・強引な・・・・。



でも・・・。



「欲しい・・・・。」



「ん、わかった」



そう言うと猫の縫いぐるみをひとつ持った。



レジに行く将。



「将・・・ありがとう・・・・」



将は私の頭をわしゃわしゃと撫でた。



・・・。



「・・・」



なんか付き合ってるみたい・・・。



付き合ってたときはこんなこと、考えらんなかったのに・・・。



・・・やっぱり、将は付き合ってないほうが優しいのかな・・・?



「・・・」



もし、私が好きって将に言ったら・・・この関係は崩れてしまうの・・・?



・・・・ずるいや・・・。



私・・・それならこのままがイイなんて思ってる・・・。