“だ、誰?”



暗闇の中に私をジッと監視するように見つめる人物の存在を感じ、尋ねる



“フッ。さすがだな…”



“ああ。アンタか…”



その声の持ち主を私はよく知っている



私は ソイツに育ててもらった。そして、ソイツのモノだから…




何もかも私の身体の中に叩き込まれた物は 全てソイツの―せい―おかげ