「私が話を聞きましょうか?」
後ろから声がして振り返ると、そこには山下奈緒先輩が不敵な笑顔で立っていた。
「あなたたち、蒼斗の取り巻きでしょう?いいのかしら。これがバレても?」
「山下さん?人聞き悪いわ。私達はぶつかってきた二年生に指導していただけよ。」
「そう。ならもう終わったでしょう?早く行かないと、蒼斗が彼女を探しにくるわよ。」
「っーー………行きましょう。」
お姉様方は悔しそうにしつつも、奈緒先輩には勝てないようでアッサリと離れていった。
“覚えてなさい”と私に捨て台詞をはいて。
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