あたしたちはしばらくその場で泣いた。 2人でいっぱい泣いた。 友達って…暖かいんだね。 本当はすごくイヤなことがあったのに 友達がいてくれるだけで 半分以下になるんだね…。 廊下で泣いていたあたしたちは すぐに先生に見つかって 保健室に連れて行かれた。 「麻帆ちゃん…本当にごめんなさい…」 「うん…。これからは少しくらい信用して??」 「うん。ありがと…」 あたしがそう言うと 麻帆ちゃんはニコッて笑った。 あたしにはその顔が 天使みたいに見えたよ。