「ねっ、お誕生日会とかしないのっ??」
「翔太くんってなにが好き??」
「あたしも知りたいーっ!!」
「プレゼントどんなの喜んでくれるかなあーっ!?」
…やっぱり。
誰もあたしのことなんて気にしない。
翔太のことだけ。
…もう慣れたけど。
「…えっと」
あたしが答えようと思ったそのときだった。
いきなり後ろから声がした。
「ダメっ!!麗華ちゃん、答えなくていいよっ!!」
「はあっ!?ちょっとーっ!!麻帆ちゃんには関係ないでしょー!?」
「関係あるもんっ!!あたし、麗華ちゃんと友達だもんっ!!麗華ちゃん、イヤがってるもんっ!!」
「べつに聞いてるだけじゃんっ!!ね、麗華ちゃん??」


