「ねー、麗華??ガム食べる??」
「食べるー!!」
僕が聞くと、麗華は即答だった。
これでとりあえずは大丈夫かな…??
僕は麗華にガムを渡して
自分の口にも入れた。
僕はいっつも何かお菓子を持っている。
だって麗華が不機嫌のままだったら
カメラの人とか困るでしょ??
ぶすー、って顔した写真なんか
たとえ麗華のでもあんまり買わないもんな。
僕は麗華のほうを見た。
麗華はときどきガムを膨らませている。
…普通にしてたらかわいいよね。
僕たち、そんなに似てないのかな…??
よく見たら似てると思うんだけど。
ってゆうか、苗字見たら
だいたい分かるよねっ!?


