「誰ぇー??」 部屋の中からそんな麗華の 声が聞こえる。 誰ぇー、じゃないよっ!! 「僕ー!!一之瀬さん来たよー??」 「…できたっ!!行こっ」 僕が部屋に向かってそう言うと しばらくして麗華が カバンを持って出てきた。 急いでー!! 麗華は僕より先に一気に階段を下りた。 あー!! 麗華、カバン持ってるのに そんな早く下りたら危ないよー!! 僕もその後を追って下に行った。