その日も昨日みたいに何事もなく 過ぎていく… はずだった。 でも夜の10時ごろ… ちょうど僕たちが寝ようとしていたとき。 そのときになった電話の音で それは閉ざされた。 「はい、もしもし??…え??産婦人科さん!?」 おばあちゃんが電話に出る。 お母さん…どうかしたのかな…っ!? 僕たちは部屋に向かっていた足を止め おばあちゃんの会話を耳をすまして聞いた。 「ええ、分かりました。今すぐ行きます!!…はい…では…」 おばあちゃんは電話を切ると なにか準備をしだした。