スタッフたちは撮影準備が整って 僕たちが行くのを待っている。 麗華は戸惑っている。 きっと僕のことを心配してくれてるんだと思う。 一之瀬さんはというとニヤニヤしながら 僕のほうだけを見ている。 あの野郎ーっ!! くそっ!! 行ってやるよっ!! 「行こ、麗華」 「え…でもっ!!」 「大丈夫。行くよ」 僕はろうそくと麗華の手をとって お寺の奥へと進んで行った。 後ろにはカメラさんがついてきている。