あることないこと言われそうな不安は拭えないが、時間も迫っている バスルームへ足を向けた 手早く準備を済ませ、最後に髪を整える 「じゃ、鍵は持ってるからチェーンだけはずしといて。先寝ててくれていいから」 「……わかった。飲み過ぎないでね」 玄関まで出てきた愛美の髪に軽く触れると、静かに扉を閉めた