カチャリ


深夜のマンションでは扉を開ける音さえもやけに響く






リビングにはまだダンボールが積まれている




「片づけないとな」


大きな荷物はすでに運び込まれており、おそらく自分の部屋も眠ることはできるだろう



「部屋どこだ?」






足を進めるとキッチンテーブルにメモがおいてあった