「準備いいですか?」



「ああ」



部屋から出てきた愛美はシンプルなグレーのスーツに化粧をして


どこをどう見ても16歳に見えない




「何で、その恰好?」




「行きながら説明するので出ましょう」




そう言って二人は区役所へと向かった