「愛美ちゃん?」 聞き覚えのある声に呼ばれ後ろを振り向くと 「さ…三條せんぱい」 「愛美ちゃん。出口すぐそこ」 「え……」 「それだけじゃないみたいだね」 「はい」 「ありがとうございます」 缶コーヒーを受け取るとベンチに腰をおろした 連れてこられたのは中庭 辺りには人気はない