「聖音。ここにサインと判子をくれ」 僅かに院内アナウンスが聞こえる静かな病室で俺は婚姻届を差し出した 「これ……」 「愛美に誕生日プレゼントだ」 「ごめんね。必ず……」 「謝らなくて良い」 俺が勝手に決めたことだ 「ありがとう。聖司のこと宜しくね」