視線を僅かに上げると、洗面器とタオル 冷たい感触はこのせいか 「…ぅして?」 「やっぱり心配だったから」 上手く声がでなかったが愛美には伝わったようだ 朝よりも熱が上がったのか、まだ頬に触れる冷たい愛美の指先が心地良い